ハカロシリーズiTUG
体力・運動能力の測定が、スマートフォンを使うことで身近で手軽になったアプリ 「ハカロ(Hacaro)」シリーズ!
その「ハカロ(Hacaro)」シリーズより、「Timed Up and Goテスト(TUG)」を測定するアプリが誕生しました。
iTUGのiとは、Instrumented 、つまり、計器での測定を意味しています。
「Timed Up and Goテスト(TUG)」とは、医療・介護現場での機能的移動能力の定量的な評価として広く普及しているテストです。
被験者は、iPhoneを腹部に固定し、椅子に座った状態から、iPhoneからのスタートの音声で起立し、3m先のコーンを回り、椅子の前に戻って180°回転し、できるだけ早く座ります。
iPhoneの加速度センサーとジャイロスコープを使うことで、0.01秒ごとに3軸方向のデータが記録され、独自のアルゴリズムで解析されます。
このアプリケーションは、iPhoneアプリケーション「SENIOR Quality」から開発されました。
私たちは、歩行を評価するための新しい普遍的な尺度として「iTUGスコア」を作成しました。
このスコアは、iTUGの時間と3次元加速度の時系列データの95%信頼楕円体の体積から計算しています。
このスコアは信頼性と妥当性が確認されており、歩行を評価するための普遍的な尺度になります。
iTUGスコアは50点以下で軽度歩行障害の恐れあり、という認識でご利用ください。
計算上、100点以上、またマイナスの点数も出ます。
詳細につきましては、以下の論文をご参考ください。
2018年5月25日国際誌『Aging and Disease』オンライン版
論文タイトル;Quantitative evaluation of gait disturbance on an instrumented timed up-and-go test
著者名;Shigeki Yamada, Yukihiko Aoyagi, Kazuo Yamamoto, Masatsune Ishikawa
リンク先▼
http://www.aginganddisease.org/EN/10.14336/AD.2018.0426
このアプリで測定できる項目
- タイム
- iTUGスコア
- 動作の区分グラフ
- 3D加速度グラフ
- 3D加速度グラフ体積
保存について
- タイム、スコアは、端末に最新30件表示されます。
- 直近1件の記録は、グラフデータも含めてホーム画面に表示します。
★クラウドサーバーからのデータダウンロードは現在開発中です。