TDPTを使用し病的歩容の上下肢関節角度の変化を計測した論文が掲載されました

弊社が開発した歩行解析アプリTDPT for Gait Test(TDPT-GT)(現時点では研究用、非公開)を使った研究成果が掲載されましたので、ご報告いたします。

【論文タイトル】
Development of a Gait Analysis Application for Assessing Upper and Lower Limb Movements to Detect Pathological Gait
「病的歩行を検出するための上下肢動作評価用歩行分析アプリケーションの開発」
【掲載学術誌】
学術誌名:Sensors doi:10.3390/s24196329

ハキム病患者122名(HD、特発性正常圧水頭症: iNPH)、パーキンソン病患者12名(PD)、頚髄症患者93名(CM)を持つ患者の病的な歩行を対象に、上肢および下肢の動きをデジタルスタンダードで開発したTDPT-GTを用いて、関節角度の変化を測定しました。
結果、股関節と膝の関節角度範囲は健康な人、CM、PD、HDの順で小さくなり、肩と肘の関節角度範囲は健康な人、CM、HD、PDの順で小さくなる事や、特にHDとPD患者では、上肢と下肢の前後の振りが顕著に減少していることが観察されたという内容です。

論文URL(英語)↓
https://www.mdpi.com/1424-8220/24/19/6329

こちらに関して大学からのプレスリリースが行われました。

名古屋市立大学 プレスリリース
https://www.nagoya-cu.ac.jp/med/achievement/20241007/