【学会受賞のお知らせ】「TDPT-GT」を用いた研究が学術研究優秀賞を受賞
2025年6月に開催された「第40回日本脊髄外科学会」にて、
弊社のAI歩行解析技術「TDPT-GT」を用いた上田 茂雄 先生の研究
「AI歩行解析による術後脊椎アライメント予後予測の新展開」が学術研究優秀賞を受賞いたしました。
本研究では、**頚椎後方除圧術(首の骨の手術)後に起こり得る姿勢の変化(後弯変形)**を予測するために、歩行中の姿勢(動的アライメント)を解析しました。
その結果、手術前のレントゲン写真よりも、歩いているときの姿勢のほうが術後のリスクを正確に予測できることが明らかになりました。
また、歩行中にのみ現れる「隠れた姿勢異常(動的アンバランス)」が、後の変形リスクと深く関係していることも示され、
これまで見逃されていたリスク層を発見する成果となりました。
今後、スマートフォン等を活用した簡便な検査によって、術後リスクの早期発見や予防につながる可能性が期待されます。